普通のスーパーで買えるようになったルレクチェ。特徴や値段、ラフランスとの違いなど人気上昇フルーツを解説!クリスマスプレゼントとしても人気です♬
ルレクチェとは?
ルレクチェは西洋梨(洋ナシ)の1種です。
1903年(明治36年)に新潟県在住の方が原産地のフランスから苗木を取り寄せ栽培したものが広まったそうです。
そのため日本産のルレクチェの8割が新潟県で生産され新潟県の特産品となっています。
病気に弱く栽培が難しい果物ですが試行錯誤を続けた結果、普通に市場に出回るまでになりました。
繊細で手間もかかるので、原産国のフランスでもあまり栽培していないようです。
ラフランスとの違い
ラフランスと比較してルレクチェの特徴を解説します。
食 感
日本梨ほどではないですが、ラフランスの方が梨っぽいザラつきがあります。
ルレクチェの方がザラつきが少なく滑らかでツルンとしていて僅かにトロンとした感じもある食感になります。
ルレクチェの方がより上品で高級な感じがしますね。
見た目
見た目はラフランスの皮は黄緑色、ルレクチェは黄色なのでわかりやすいですね。
(熟していないとルレクチェも緑っぽいです)
味・香り
ルレクチェの方が甘いと言われ、一般に出回っているルレクチェの糖度は16度前後、ラフランスは14度前後ぐらいが多いようで、甘さはどちらもメロン並みですね。
通販では糖度を記載しているものも多いので、より甘い方が良ければ糖度がわかるものを買うといいですね。
ルレクチェはラフランスより香り高く、芳醇な香りがします。
値 段
ルレクチェの方がまだ生産量も少ないので今のところラフランスより値段がお高めなものが多いですね。
値段は?
今年初めて近所のごく普通のスーパーでルレクチェを見かけました。
安価なグレードになると思いますが価格は下記の通りでした。
新潟県産:2個¥699
長野県産:2個¥399
産地でずいぶん値段が違いますね。新潟県産の方が少し大きく形も良かったですがそれにしてもって感じですね。
宮崎県産のマンゴーが高く売れるのと同じ原理でしょうか。
スーパーに長野県産のルレクチェが並んでいたという事は長野県もルレクチェの栽培が増えてきているといるという事ですよね!洋ナシは大好きなので色々出回るのは嬉しいです♪
時期
収穫は10月下旬ですが、追熟に1カ月ぐらいかかるので
販売されるのは11月~12月頃になります。
食べ頃
下記のようになってくると食べ頃です。
■香りが良くなりしっかり香る。
■色味は薄い黄色から熟したバナナの皮のように濃い黄色になる。
■茶色のヘタが黒くシワシワになってくる。
■ヘタの付け根あたりが黒ずんできてシワが寄ってくる。触ると柔らかい。
■果実を外から触るとやや弾力のあるような柔らかさを感じる。
保存方法
熟してなければビニール袋に入れて温度変化の少ない涼しいところで追熟させましょう。
追熟を止めたい場合は冷蔵庫に入れるといいですが、乾燥しやすいので熟したらすぐ食べるのがお勧めです。
切ったものはすぐ食べた方がいいですが、余ってしまったら茶色くなるのを防ぐため、塩水や砂糖水に浸し、水気を切ったものをラップして冷蔵庫へ入れます。個人的には味的に砂糖水がお勧めです。
お弁当に持って行く場合も切ったルレクチェを塩水や砂糖水に10分程浸すと色止めになります。
食べ方
りんごと同じように切って皮を剥いて食べます。
食べる1~2時間前に冷蔵庫へ入れて冷やして食べるとより一層味が引き立つそうです。
りんごや日本梨と同じようにジャムやスイーツにしても美味しいです。
小さな実なら丸かじりが美味しいらしいですよ!
栄養成分は?
糖分、ミネラル、特にカリウムを含み、遊離アミノ酸を適宜に含み天然のドリンクと言われています。
食物繊維が豊富なので血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。
美味しいのに栄養的にも非常に嬉しい果物ですね♪
その他
名称は「ルレクチェ」や「ル・レクチェ」と表記される事が多いですが
新潟県では「ル レクチエ」で統一すると決められているそうです。
病気に弱いうえ、実が風で落下しやすい。追熟のため広い場所が必要なことなどから生産は難しく「洋梨の貴婦人」「幻の洋梨」とも呼ばれています。
時期的にお歳暮やクリスマスプレゼントとしてちょっとお高めルレクチェを贈る方もいるそうです。確かにもらって嬉しいプレゼントですよね!
楽天など通販でも気軽に買えるようになってきているのも嬉しいですね。
日常的に気軽に食べられるように安くて美味しいルレクチェを期待します!
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